DRIES TACK : In Memoriam Alvin Lucier

  • フォーマット: LP [SRV569]
  • 重量: 0.44kg
  • レーベル: Sub Rosa

3,280円

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NEOSなどの作品でもおなじみのNadar Ensembleのクラリネット奏者Dries Tackによるアルヴィン・ルシエのオマージュ。
クラリネットの持続音とサイン波による音のうなり効果を生み出す実験音楽。
いろんな音に変化する様がとても面白いです。

「このアルバムは、単なるオマージュ(敬意の表明)にとどまらない。それは、そっと手を添えるような追悼の儀式である。ルシエが私たちに示してくれたこと、すなわち「聴くことそれ自体が芸術である」という視点に波長を合わせるためのアプローチなのだ。共鳴、記憶、そして純粋な音が持つ静かな力への瞑想。あるいは、アルヴィン・ルシエ自身の言葉を借りるなら、こういうことだろう。「私はただ、人々が耳に貝殻を当てて、もう一度海の音に耳をすます手助けをしたいだけなのだと思う」音響現象、そして音と空間の相互作用に関するアルヴィン・ルシエの功績は、いくら強調してもしすぎることはない。彼の遺産は、今日にいたるまで無数の作曲家やサウンドアーティストの作品の中に響き渡り続けている。ルシエの音楽を特徴づけているのは、子供のような純粋な好奇心と、音としてのシンプルさだ。それは私たちの認識を「何を聴くか」から「どのように聴くか」へとシフトさせる。彼の作曲の核にあるのは、正弦波(サインウェーブ)である。それは音の最も純粋で、最も根源的な形態だ。クラリネット奏者のドリース・タックは、ルシエが友人たちのために親密な「イン・メモリアム(追悼曲)」として作曲した2つの作品を中心に据えたアルバムで、このミニマリズムの巨匠に敬意を表している。どちらの楽曲も、ひとつの優美なアイデアを探求したものだ。それは、楽器の音色と正弦波との相互作用である。

ドリース・タック(DRIES TACK)
ドリース・タックは、現代音楽の演奏実践を専門とするクラリネット奏者である。ナダール・アンサンブル(Nadar Ensemble)、キュリアス・チェンバー・プレイヤーズ(Curious Chamber Players)、アンサンブル・フラクタレス(Ensemble Fractales)などのアンサンブルで演奏活動を行っている。また、GLoWコレクティブの共同アーティスティック・ディレクターとして、最も広い意味での芸術分野を超えた協働の実践を探求している。アンサンブル活動に加えて、ドリースはソロプロジェクトの企画も手がけており、既存のレパートリーに新鮮な視点をもたらしたり、作曲と即興の交差点から完全に新しい作品を生み出したりしている。その相互作用から「うなり(ビート)」が生まれる。それは、音の波が近づいたり離れたりするにつれて、加速したり減速したりする脈動するリズムだ。同じコンセプトに基づいて構築されてはいるものの、この2つの作品はまるで鏡に映した一対の反射のようである。『イン・メモリアム・ジョン・ヒギンズ』では、クラリネットが持続音を保つなか、正弦波が緩やかなグリッサンド(滑らかな音程移動)で滑るように動く。対照的に『イン・メモリアム・スチュアート・マーシャル』では、固定された正弦波の周囲をダンスするように動くのはクラリネットの側なのだ。」



A In Memoriam Jon Higgins (Alvin Lucier)
B In Memoriam Stuart Marshall (Alvin Lucier)

Cover – Jan D'Hooghe
Liner Notes – Rebecca Diependaele
Mastered By – Gabriel Séverin
With the help of la Fedération Wallonie/Bruxelles.

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