ERIC LA CASA : Zones Portuaires 2

AFFLUXのメンバーでもあるEric La Casaの2025年リリース。
様々な港湾都市で録音された音をインスタレーション作品に使う Tarek Atouiのプロジェクト「Waters'Witness」を支援しながら録音した作品。
2017年から2023年にかけて録音されたもので、水の音や機械、人、車、物音など商業港のいろんな音が録音されています。
物音系＆インダストリアル好き必聴！

「商業港での録音を基にしたソロCD。
2017年から2023年にかけて、タレク・アトゥイのプロジェクト「Waters'Witness」を支援しながら、私は港湾での録音を積み重ね、このテーマに沿った組曲を制作しました。ドキュメンタリー的な考察を基盤に、商業港とその海岸線のありのままの音を捉えています。
商業港では、安全が何よりも重要です。入港は厳重に監視され、移動も厳しく制限されています。そのため、傍聴の機会を得るには、警備員の許可に加え、ヘルメットと保護靴の着用が義務付けられています。そして、各港では、課せられた時間的制約によって左右される戦略的なゲームが繰り広げられます。明確な目的もなく、待つこともできない状況下で、あらゆる決断は環境、状況、そして出来事によって形作られるギャンブルとなります。経験と実験をバランスよく組み合わせながら、聴く身体は日常の明白さに潜入しようとし、一時的に、あるいは激しく、限界的な物質性を探ります。
港湾や造船所は、（ほぼ）すべての場所を男性が占める環境です。現場の役割は多岐にわたります。港湾労働者からトラック運転手、溶接工からフォークリフト運転手まで。女性の存在は控えめで、多くの場合、事務室（管理部門、エンジニアリング部門など）に限られています。これらの録音は、主に一方の性別によって形作られるこの現実を、聴覚的に反映しています。」



1 Le Littoral 14:00
2 Les Radiocommunications 1:31
3 Les Espaces Portuaires 10:14
4 Les Outils, Les Objets 8:14
5 Les Machines 13:17

"Between 2017 and 2023, while assisting Tarek Atoui with his Waters’ Witness project, I accumulated a series of recordings in maritime ports, which I have used to create this thematic suite. Rooted in documentary reflection, it presents the unembellished sounds of commercial ports and their coastlines."

Recordings 2017 - 2023
Editings + Mixings June – December 2024
For Tarek atoui