ANDY GRAYDON & LUKE MARTIN : Transparent Archipelago

  • フォーマット: CD [zappak-015]
  • 重量: 0.08kg

2,380円

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ハワイのマウイ島出身のアーティスト兼映画製作者アンディ・グレイドンとミネアポリス在住の実験音楽家兼ライターのルーク・マーティンのコラボ。
アンディ・グレイドンは生態系についての研究を中心とした活動を行っており、映像作家としても活動。
ルーク・マーティンは無音に着目した音楽における演奏家/作家として活動。
本作は主に無音と微音、そして時折非常に強い低音によって空間が形づくられています。
電子音響好きの人も要チェック!!

「作曲について
まず、私たちのサウンドアーカイブから5つのフィールドレコーディングを選びました。アンディが3つ、ルークが2つです。これらのレコーディングは、作品制作のための「共通素材」となりました。
次に、それぞれが独立して作業を進め、一定の時間枠の中に設定された音と静寂の領域である「アイランド」を作りました。アイランドを作るために、私たちはそれぞれオリジナルの音源から5つの抜粋を選びました。次に、それぞれの音に狭帯域パスフィルターという形で「垂直カット」を施し、特定の周波数帯域に制限しました。次に、タイムエディットという形で各音に「水平カット」を施し、オリジナルのフィールドレコーディングからセクションを選択しました。その結果、一定の時間枠の中に地形的に配置され、浮遊する音のスライスが生まれ、それぞれのアイランドの特徴が形成されました。
最後に、それぞれのアイランドを、透明フィルムや写真のスライドのように重ね合わせ、それらの相互作用によって、音と静寂、不透明と透明、陸と海と空の間で新たなパターンと変化を生み出しました。
曲を終えた後、フェルナンド・ペソアの詩(『幸運の島々』1934年)に出会いました。それは、私たちが音楽で行っていた何かを端的に表現しているように思えました。聴くたびに、海が象徴する不確定性、私たちの日常生活、アーカイブ、そしてこの作曲に至るまでの選択の不確定性と、何らかの形で結びついた、新しい「島」が浮かび上がってくるのではないかという希望が湧いてきます。「幸運の島」「居場所のない土地」。それは、半分眠り、半分悟り、目と耳を半分閉じた状態で、偶然出会うかもしれない何かです。

Andy GraydonとLuke Martinはともにアメリカで活動する作家。Andy Graydonは生態系についての研究を中心とした活動をおこなっており、映像作家としても活動している。Luke Martinは無音に着目した音楽における演奏家/作家として活動している。本作は主に無音と微音、そして時折非常に強い低音によって空間が形づくられている。彼らはフィールド録音を「作曲の素材」として利用し、音と静寂の領域を「島」に見立てた。編集によってそれぞれの「島」の個性が表面化し、独自に作業してきた2人の音が混ぜ合わされることによって、結果として非常に繊細かつ強靭な作品へと仕上がった。」



1. Island 1 14:40
2. Island 2 10:58
3. Island 3 13:11
4. Island 4 07:58
5. Island 5 12:45

released September 1, 2024

Composed and mixed by Luke Martin and Andy Graydon
Additional recordings by Fern Silva
Mastered by Luke Damrosch
Cover Images by Andy Graydon

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