LUTOSLAWSKI : Symphony No. 2 / Little Suite / Symphonic Variatio

ポーランドの現代音楽家ヴィトルト・ルトスワフスキ交響曲第2番ほか。
12音すべてを用いる12音和音と、それぞれの奏者ごとに与えられる異なったテンポやフレーズを繰り返すad-lib動律（チェーン形式）という手法がおなじみ。
その手法が全開してる「交響曲第2番」の後半もいいですが、このCDではやはり「ピアノ協奏曲」。
傑作です。

「「交響的変想曲」は作曲者２３歳の作品で、後の傑作群の前奏曲と言える、若書きの魅力に溢れた作品。「小組曲」は５０年代のポーランドで人気のあった作品ですが、民謡を素材に用い、理屈抜きに楽しめる音楽に仕上がっています。６０年代半ばの「交響曲第２番」では、後の作品にも見られるチェーン技法が使われています。晩年の「ピアノ協奏曲」はクリスティアン・ツィマーマンに献呈された、ピアノ音楽をとりわけ好み続けた作曲者ならではの傑作です。」

試聴は、こちらで。

交響的変奏曲
1.Symphonic Variations 9:19

小組曲
Little Suite (Mala suita)
2.Fujarka (Piccolo) 2:44
3.Hurra Polka 1:33
4.Piosenka (Song) 2:39
5.Tanice (Dance) 3:19

交響曲第2番
Symphony No. 2
6.I. Hesitant 14:34
7.II. Direct16:41

ピアノ協奏曲
Concerto for Piano and Orchestra
8.I 6:10
9.II 5:06
10.III 7:13
11.IV 8:08

ポーランド国立放送交響楽団 - Polish National Radio Symphony Orchestra
アントニ・ヴィト - Antoni Wit (指揮者)
録音: 1994 & 1995, Concert Hall of Polish Radio, Katowice