ENJOTT SCHNEIDER : Wood & Metal - Colors of Percussion

現代ドイツにおける映画音楽の第1人者であるエンヨット・シュナイダーの打楽器作品。
サウンドもまさに有機的なものと無機的なものとの対比という感じ
ほのぼのとした『樹の秘密』とメタルパーカッションな『マシーン・ワールド』。
どちらもシュナイダーらしいサントラ的サウンドです。
実はこのCDで要注目なのは、ステファン・ブラムとデイヴィッド・クリストファー・パンツェルという二人の打楽器奏者のカップリング曲！
オーケストラなしの打楽器奏者のソロで、ミニマル系即興ファンにも超オススメです。

「★多作なドイツの現代作曲家エンヨット・シュナイダーによる打楽器協奏曲を 2 曲収録。樹と金属に焦点をあてたアルバムで、有機的な生命の世界と、無機的で生 命のないものを対比させた造りに。打楽器には、にれの木や鉄くずなどが使われ、イマジネーション豊かに様々な色彩を打ち出しています。達者な打楽器奏者ふた りの活躍が聴きもの。このふたりの自作独奏曲をカップリングしています。

樹と金属、パーカッションの色彩 ~エンヨット・シュナイダー:打楽器協奏曲集

エンヨット・シュナイダー(1950-):
①打楽器とオーケストラのための協奏曲『樹の秘密』(2017)
I. にれの木 / II. ミニアチュール:根、幹、葉、葉冠 / III. もみの木
②金属スクラップとオーケストラのための協奏曲『マシーン・ワールド』(2018)
I. 機械 / II. ゴッサムシティの洞窟 / III. ティンゲリー:動きの自由

ステファン・ブラム(1963-):
③『金属の研究』(2021)
I. 闇の音 / II. 生き残らせてくれ!/ III. 無の救済

デイヴィッド・クリストファー・パンツェル(1985-):
④『冬景色 Fuyugeshiki』~冬の歌(2021)
I. 乱雲 Ranun / II. 雪音 Yukioto / III. 朝光 Asahikari / IV. 吹雪 Fubuki
デイヴィッド・クリストファー・パンツェル(打楽器 ①④) ステファン・ブラム(打楽器②③) ガブリエル・ヴェンツァーゴ(指揮①②) ニュルンベルク交響楽団(①②)
録音:2021 年 12 月 14-21 日/ニュルンベルク、コンレグスホール」



Tracklist
Schneider, Enjott: Secret of Trees 26:24
Nuremberg Symphony Orchestra, David Christopher Panzl
Gabriel Venzago
I. Elm Tree
II. Miniatures - Roots, Trunk, Leafes Crown
III. The Spruce

Schneider, Enjott: Machine Worlds 22:16
Nuremberg Symphony Orchestra, Stefan Blum
Gabriel Venzago
I. The Machine
II. Gotham Cave
III. Tinguely - The Freedom of Motion

Blum, S: Studies in Metal 7:06
Stefan Blum
I. Sound of Darkness
II. Let Me Survive!
III. Redeeming Nothingness

Panzl: Winter Songs 8:52
David Christopher Panzl
I. Nimbostratus
II. Sound of Snow
III. Morning Glow
IV. Snowstorm

Composers
Blum, Stefan
Panzl, David Christopher
Schneider, Enjott (Norbert Jürgen) (b.1950)
Works
Blum, S: Studies in Metal
Panzl: Winter Songs
Schneider, Enjott: Machine Worlds
Schneider, Enjott: Secret of Trees
Groups & Artists
Nuremberg Symphony Orchestra