GYORGY LIGETI : Dominik Susteck - Volumina - Orgelwerke

シュトックハウゼンの「星座のための12のメロディー」オルガン版で話題となったドイツのオルガニスト、ドミニク・ズステックによるリゲティ。
「ムジカ・リチェルカータ」のオルガン版も良いですが、やはり「ヴォルーミナ」！！
轟音ドローンのリゲティらしい曲です。
ドミニク・ズステックのえぐい曲も入ってます。
ぜひ！

「シュトックハウゼンの「星座のための12のメロディー」オルガン版で話題となったドイツのオルガニスト、ドミニク・ズステックによるリゲティ。リゲティがオルガンのために書いたのは3曲のみですが(ヴォルーミナ、ハーモニーズ、クレ)、リゲティの作曲の発展過程において重要な足跡となっているだけでなく、現代のオルガン作品の新しい道を切り開いたといえるでしょう。使用された楽器は、シュトックハウゼン・アルバム、リーム・アルバムと同じく、ケルンのザンクト・ペーターのオルガン。この施設は、信仰のためのものであると同時に「クンスト・シュタツィオーン」とも呼ばれるアート空間でもあり、現代美術の展覧会や、新しい音楽のコンサートが開かれているほか、日々の礼拝もすべて現代音楽で執り行われているというユニークさでも話題となっているところです。ここに備えられているオルガンは、エオリアン・ハープ、チェロ、ハープ、サックス、打楽器、ホイッスルなど様々な音を模した音色が出るストップを合計104も装備した立派なもの。専属オルガニスト、ドミニク・ズステックはこれらの機能を熟知し、このアルバムでもそれが生かされています。」

演奏 : ドミニク・ズステック (オルガン)
録音 : 2012年8月6~9日　ケルン　ザンクト・ペーター
収録内容
1. リゲティ : ムジカ・リチェルカータ (ズステックによるオルガン版)
2. リゲティ : オルガンのための2つの習作 (「ハーモニーズ」「クレ」)
3. ズステック : 話すシグナル (オルガンのための即興)
4. リゲティ : ヴォルーミナ



Tracklist
György Ligeti Musica Ricercata - Per Pianoforte (1951-53) (26:31)
Arranged By - Dominik Susteck
Composed By - György Ligeti
1 - I Sostenuto - Misurato - Prestissimo 2:45
2 - II Mesto, Rigido E Ceremoniale 3:24
3 - III Allegro Con Spirito 1:21
4 - IV Tempo Di Valse (Poco Vivace - "A L'Orgue De Barbarie") 2:10
5 - V Rubato. Lamentoso 3:08
6 - VI Allegro Molto Capriccioso 0:54
7 - VII Cantabile, Molto Legato 3:59
8 - VIII Vivace. Energico 1:24
9 - IX (Béla Bartók In Memoriam) Adagio. Mesto - Allegro Maestoso 2:27
10 - X Vivace. Capriccioso 1:41
11 - XI (Omaggio A Girolamo Frescobaldi) Andante Misurato E Tranquillo 3:18
György Ligeti Zwei Etüden - Für Orgel (1967/69) (12:55)
Composed By - György Ligeti
12 - I Harmonies 9:15
13 - II Coulée 3:36
Dominik Susteck Sprachsignale - Improvisationen Für Orgel (2012) (22:15)
14 - I Maschinensprache 9:49
15 - II Gesang 6:20
16 - III Füllungen 6:06
17 György Ligeti– Volumina - Für Orgel (1961/62, Rev. 1966) 15:40
Composed By - György Ligeti

Credits
Liner Notes - Ingo Dorfmüller
Organ - Dominik Susteck